冷凍したキャットフードの解凍方法
冷凍保存したキャットフードを与える時、皆さんはどのようにして解凍していますか?
自然解凍や電子レンジなどさまざまな方法があると思いますが、解凍方法によっては猫の食いつきやキャットフードの栄養素などにさまざまな変化が現れます。
今回は、冷凍したキャットフードの解凍方法についてご紹介していきたいと思います。
1.キャットフードの解凍方法
1-1.電子レンジで解凍する
電子レンジは、すぐに解凍できるのでお手軽ですが、キャットフードの風味が落ちてしまい猫の食いつきが悪くなってしまうのであまりお勧めできません。
また、電子レンジで急激に加熱することで、キャットフードに含まれている栄養素が壊れてしまう場合があります。
1-2.常温で解凍する
冷凍庫と室温は非常に温度差・湿度差がある環境なので、キャットフードに「結露」と呼ばれる水滴が発生します。
この結露はカビの原因になるため、冷凍庫からすぐに常温に移すことはあまり好ましくありません。
1-3.冷蔵庫で解凍する
冷蔵庫は室温より温度も湿度も低いため、冷凍庫から移しても急激な温度変化による結露が発生しません。
猫に与える前日にキャットフードを冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍し、与える1時間ほど前に冷蔵庫から出して常温に戻して与えると良いでしょう。
最適な解凍方法は冷凍庫→冷蔵庫→常温
少し手間はかかりますが、冷凍したキャットフードを解凍するときは、
冷凍庫→冷蔵庫→常温
の手順が猫にとって最も良い方法と言えます。
「冷蔵庫から直接猫に与えてはいけないの?」
と思う方もいるかもしれませんね。
猫は体温に近い生ぬるい温度の食べ物を好んで食べるので、冷蔵庫で冷えた状態より、常温まで戻した状態のキャットフードの方が食いつきも良くなるのですよ。
また、冷えすぎたキャットフードを食べさせると、下痢などの原因になってしまうので、与える時は常温に戻す、ということを心がけるようにしてくださいね。
2.まとめ
冷凍したキャットフードの解凍方法についてご紹介しました。
人間の食べ物と同様、キャットフードも電子レンジで急激に加熱することで栄養素が壊れてしまうこと、急激な温度変化は結露の原因になることが分かりましたね。
「冷凍庫から冷蔵庫、冷蔵庫から常温」というのは一見手間がかかる作業のように感じますが、毎日の習慣にしてしまえばそれほど大変な作業でもないので、キャットフードを冷凍保存している家庭では是非試してみて欲しい方法です。
せっかく冷凍保存して鮮度を保ったキャットフード、美味しいままで愛猫に与える事が出来れば良いですね。
今回の記事が参考になれば幸いです。