猫を愛してやまないスタッフがキャットフードを厳選!合成添加物不使用のネコメシをまとめました!
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ウェットキャットフードのメリット・デメリット

通称「猫缶」と呼ばれるウェットフードは近年さまざまなタイプや味のものが販売されており、ドライフードと比較するとバリエーションが豊富な事から、愛猫の主食として選ぶ人も多くなりました。
ウェットフードを与えるメリットやデメリットはどういったものがあるのでしょうか? 今回は、ウェットフードのタイプや、メリット、デメリットなどについてご紹介していきたいと思います。

1.ウェットフードの種類

1-1.フレークタイプ
私たち人間が食べる「ツナ缶」に近い形状のもので、魚を原材料としているのが特徴です。
猫の多くは、食感が良いこのフレークタイプを好んで食べるため、食いつきの良さから飼い主の間でも人気が高いタイプのウェットフードです。

1-2.パテタイプ
肉を原材料としているウェットフードで、こちらはフレークタイプとは異なり肉を原材料としていることが多いフードです。
他のドライフードと混ぜて与えやすいため、フードの切り替えやドライフードに対して食いつきが悪い猫に与えられる事が多いのが特徴です。
また、非常に柔らかい食感であることから、子猫や老猫など歯が弱い年齢の猫にも与える事ができます。

2.ウェットフードのメリット

2-1.水分補給がしやすい
水分含有量が10%以下のドライフードと比べると、ウェットフードの多くは水分含有量が70%と非常に高く、水をあまり飲まない習性の猫でも水分補給がしやすいというのが、ウェットフード最大のメリットです。

2-2.未開封での長期保存が可能
ドライフードが未開封で1年程度の保存期間であるのに対して、ウェットフードは2年から3年と長期間の保存が可能です。

2-3.1食分の量を安定的に与える事ができる
ウェットフードは1回の給餌量(1缶)が決まっているので、ドライフードと異なり計量の必要はありません。
使い切りで量が分かりやすいというのは、飼い主にとって嬉しいメリットですね。

2-4.高タンパク・高脂質・低炭水化物
ウェットフードの多くは、完全に動物性原材料で作られており、高タンパク・高脂質・低炭水化物です。
ドライフードのように「かさ増し」のための穀類も使われていないので、猫の食性により近いフードと言えるでしょう。

2-5.歯が弱い猫でも食べられる
パテタイプのウェットフードでもご紹介しましたが、ウェットフード全般に言える特徴として「柔らかい」というものがあるので、子猫や老猫などの歯が弱い・歯が生えそろっていない小猫でも負担がなく食べる事ができます。

3.ウェットフードのデメリット

3-1.開封後の保存ができない
ドライフードは、一度開封しても「フードキーパー」などにしまっておけば保存ができるのに対して、ウェットフードは一度開封したら酸化・腐敗の速度が非常に速く、その場で使い切らないといけません。
1缶食べきれない、という場合でも、冷蔵庫で最大1日程度のみの保存しかできないというのがデメリットのひとつです。

3-2.総合栄養食が少ない
ドライフードの多くが、AAFCOやFEDIAFで認可された総合栄養食であるのに対して、素材をそのまま使っているウェットフードは一般食やおやつがほとんどで、総合栄養食のものが多くありません。
このため、ウェットフードのみを与えていると、栄養の偏りによって皮膚炎や被毛の劣化などが起きてしまう可能性があります。

3-3.口内トラブルの原因となることも
粒が固くて口の中に残りづらいドライフードと比較すると、柔らかいウェットフードは口の中に残りやすく、口臭や歯周病などの原因になる場合があります。
対策としては、ウェットフードと一緒に新鮮な水を飲ませて口内に食べかすが残らないようにする、などがありますが、歯周病リスクはドライフードと比べると高い傾向にあるのです。

3-4.コストパフォーマンスが悪い
大袋のドライキャットフードと比べて、ウェットキャットフードは1食分ずつに分けられて販売されています。
そのため1食分にかかる費用は、ドライキャットフードより高いです。
総合栄養食のウェットキャットフードを主食として1日2~4食与える場合、飼い主さんの経済的負担は増えてしまいます。

4.まとめ

ウェットフードのタイプや特徴、メリット、デメリットについてご紹介しました。
水をあまり飲まない動物である猫にとって、水分補給ができるドライフードは脱水を予防できるというメリットがありますが、ウェットフードだけではデメリットもあることが分かりましたね。
ドライフードとウェットフードをバランス良く与える事で、愛猫の嗜好性を満足させつつ健康が維持出来るようにしていきましょう。

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