猫を飼い始めたら最も気をつけたいのは健康管理です。
野生だった頃は小動物を捕まえて食べる事により、あらゆる栄養補給をしてきましたが、人間に飼われるようになってからは、食べるものも生活もかなりの部分で激変していきました。
もはや野生生活同等の事を愛猫に要求するのは無理があります。
かつては白いごはんに鰹節をまぶしたものが、ポピュラーなキャットフードでしたから、今でもそれでよしとする獣医も少なくありません。
研究が進んだ結果、猫にとって理想的なのは栄養とエネルギーをバランスよく補給できる事だとわかってきました。
そうした必要最小限の栄養補給とエネルギー補給のためには、店頭で市販されている総合栄養食を通常のキャットフードとして選ぶのが一番です。
とはいえ安い物に粗悪製品が多いので、飼い主としては大変悩ましい事でもありますが、キャットフードの栄養基準はきちんと制定されているので、それにそって探せばけして大変な事ではありません。
少しだけ予備知識を愛猫のために導入しておいて、飼い主が責任をもって愛猫の健康管理をしていけば、猫も飼い主もお互いに心地よく毎日を送れるはずです。
多頭飼いしているなら、猫によって性格や好みの違いが明白なのもわかって来ている事でしょう。
なるべく好みに合わせてキャットフードを選ぶようにすれば、猫もうれしいにちがいありません。
ただ同じキャットフードを毎日あげるようにしてあげてください。
複数のキャットフードを入れ替わり立ち替わりあげるというのは、逆効果ですのでオススメはできません。
人間と猫とでは根本的に体の構造が違いますし、キャットフードの種類も違うのだという事はしっかり押さえておいた方がいいですね。
万が一病気になってしまった時は、獣医の指示にしたがって治療食に切り替わる事も必要になってくるでしょう。
本来猫には自力で治癒する力はあるのですが、人間の浅はかな理解力で病気になってしまう事もありますし、高齢から来る病気というのもあるでしょう。
そこだけは人間と共通しているところです。
ライフステージ・年代・状況に応じて良質のキャットフードを選ぶ事もできます。
