猫種別専門のキャットフード(シャム猫用キャットフード)
1.優雅な見た目に反して活動的なシャム猫
しなやかな体、ブルーの瞳、白っぽい被毛に焦げ茶色の顔が特徴のシャム猫。
血統種の猫としては、日本でも古くから知られている猫です。
シャム(現在のタイ)の王室で、王族や貴族のみが飼うことを許されていたというシャム猫は、細身でありながら全身が筋肉質で野性味のある猫です。
好奇心が強く、遊んであげるといつまでも遊んでいたがるところが、特徴といえるでしょう。
2.シャム猫に相応しいフードとは
遊ぶことが大好きなシャム猫が元気に遊びまわれるように、タンパク質が豊富なフードを与えてあげましょう。
最近のショータイプ(理想とされている容姿や体型)は小柄でスリムですが、牡の中にはかなり体高が大きくなるものもいます。
そのため欲しがるだけフード与えると、体高だけでなく体重も増えてしまうことがあるので、フードの与え方も注意が必要です。
2-1.高タンパク低脂肪
筋肉質な体を維持するのには、高タンパク、低脂肪のフードが理想的です。
シャム猫用として売られているドライキャットフードは、他のフードに比べて若干高タンパク、低脂肪となっています。
また、消化によい動物性のタンパク質であることが重要です。
とうもろこしや小麦などの穀物は消化しにくいため、たくさん食べても筋肉やエネルギーに変換することが難しいのです。
鶏肉や牛肉などどんな動物の肉が使われているかが明らかで、なおかつ成分表の最初に書かれているものがおすすめです。
2-1-1.年齢によってタンパク質の量を変える
シャム猫に限らず、子猫から若い猫の間は、他の猫に比べて高タンパク質の食事が必要です。
けれど老猫になってくると運動量が減るため、カロリーやタンパク質を減らしていくことが重要になってきます。
特にシャム猫は腎臓病にかかる率が他の猫に比べて高いので、なおさら注意しなければなりません。
早ければ5歳ごろから注意が必要です。
定期的に病院で検診を受けるか、尿の出方に注意してみてください。
2-2.粒が小さめ
シャム猫には粒が小さいフードがおすすめです。
シャム猫は口が小さいため、大粒で固めのドライキャットフードだと、うまく飲み込めなかったりもします。
また、ドライキャットフードを飲み込むようにして早食いし、消化する前に吐き戻してしまうことも多いのです。
そのため、消化しやすく食べやすい小粒タイプのほうがよいようです。
シャム猫用のキャットフードならば、シャム猫の口に合わせた大きさで作られています。
3.シャム猫向けの手作りフード
シャムは、手作りフードでもやはり大きな肉や魚のかたまりは苦手です。
湯通しした肉や魚は細かくフレーク状にして与えてください。
もちろん、味付けする必要はありません。
好奇心が旺盛で、イタズラ好きの性格からなのか、人の食べ物に手をだすことがあります。
猫にとって塩や砂糖を使った人の食べ物は有害ですから、食べさせないように注意しましょう。