猫の口が臭いのはキャットフードの選び方のせい?
1.猫の口臭はキャットフードが悪い?
猫とのスキンシップで、「あれ?口が少し臭うかも…」と気になった事はありませんか?
キャットフードを変えたタイミングで臭いに気付いたら、まずはキャットフードが原因の口臭かもしれないと考えますね。
猫の口臭の原因は、環境によるものから思わぬ疾患まで様々ですが、キャットフードの選び方ひとつで劇的に改善されることはご存知でしょうか?
口臭は、毎日の触れ合いの中でもすぐに気付きやすい変化のひとつ。
臭うな、と思ったらまずはフードを見直してみて、猫の口内環境を整えてあげましょう。
今回は、キャットフードが原因で起こる猫の口臭とその対策方法、口臭の予防策をご紹介します。
2.キャットフードが引き起こす口臭
猫の口臭の原因は80%がキャットフードによるものです。
キャットフードがどのようにして口臭の原因となるかを見ていきましょう。
2-1.ウェットフードは口臭が強くなりやすい
ドライフードからウェットフードに変えたときに口臭が気になった事はありませんか?
ウェットフードはドライフードに比べると水分量が非常に多いため、猫が水を飲む量が減る傾向にあります。
水を飲む量が少なくなると、猫の口の中にフードの食べカスが残り、これが口臭の原因になるのです。
ウェットフードが原因の口臭の対策は、猫に水をたっぷりあげることと、口臭予防のおやつを与える事が良いでしょう。
水を飲むことで、口の中に残っている食べカスも飲み込む事になるので、口臭の原因を取り除く事が出来るのです。
口臭予防のおやつは、猫に無害な消臭作用があるカテキンが配合された商品がたくさんあるので、猫の好みをよく見ながら与えましょう。
これらの対策をしてみてもどうしても臭いが気になる場合は、ドライフードに戻す事も選択肢に入れる必要があります。
私の家で飼っている猫は最近ドライフードからウェットフードに変えましたが、やはり口臭が気になったので、ドライフードとウェットフードを2:1程度の割合で与える事で随分臭いは改善されました。
2-2.ドライフードの添加物
ドライフードを与えているのに口臭が改善されない、という方は、フードのパッケージに記載されている原材料と添加物をよく見て下さい。
人工保存料や食品添加物は、猫の腸内バランスを崩して口臭の原因を作り出しています。
また、香料が使われているキャットフードの場合、香料の臭いが胃腸を通って口臭となる場合もあるのです。
添加物の量は概ねフードの値段に反比例し、安価なものほど多くの添加物が含まれていて口臭の原因になります。
無添加のキャットフードは、値段は高価になりますが、猫の口臭だけではなくミネラルバランスも大変しっかりとしていて、腎疾患など猫がかかりやすい病気を予防してくれるものもあるのですよ。
残念ながら国内のキャットフードメーカーではなかなか無添加のフードは出していませんが、海外メーカーからは無添加のフードがたくさん出ているので、ドライフードなのに口臭が改善されないという方は一度試してみてはいかがでしょうか。
3.終わりに
猫の口臭の原因を、キャットフードの側面からいくつかご紹介しました。
フードひとつでここまで変わるのか、というくらい、食べ物と口臭の関係は密接です。
ただし、猫の口臭はフードだけではなく思わぬ内臓疾患が原因の場合もあります。
おかしいな?と思ったらまずは対策をしてみて、改善されないようでしたら早めに病院へ行くようにしましょう。