カナダ産キャットフード
アメリカ産やヨーロッパ産のキャットフードは「安全性が高い」「品質が良い」として人気がありますが、実はカナダ産のキャットフードも高品質であることを知っていましたか?
プレミアムキャットフードと呼ばれ人気があるキャットフードの中には、カナダ産のものも少なくありません。
カナダでの食の安全に対するガイドラインや食品衛生に関する法律はどのようになっているのでしょうか。
今回は、カナダ産キャットフードの安全性や品質についてご紹介していきたいと思います。
1.カナダ産キャットフードの安全基準
カナダ国内のキャットフードについての安全基準は、ヨーロッパ諸国やアメリカと比べるとやや弱いものとなっています。
牛や馬に与えるための食糧について定められている飼料法では、有害な飼料の輸入や流通を禁止しているのですが、この法律はペットフードに対しては適用外となっているのです。
また、動物衛生法と呼ばれる法律も存在していますが、こちらでもペットフードへの適用は「適用することも可能である」という緩い運用となっています。
カナダペットフード協会という団体は存在していますが、AAFCOやFEDIAFのように厳密な規制やガイドラインを策定しているわけではないため、カナダ産のキャットフードは、生産者の裁量により安全性が守られていると言って良いでしょう。
このように書くと、カナダ産キャットフードの安全性について不安になる方も多いかも知れませんが、法律やガイドラインを作らなくても品質の良いキャットフードを生産していると考えれば、カナダ国内でのキャットフードに対する意識が高いのだという見方ができるのかもしれません。
2.カナダ産キャットフードの特徴
欧米、アメリカと同様、カナダ産キャットフードも、グレインフリー、無添加、ヒューマングレードと、猫の健康を第一に考えられたものがほとんどです。
特に原材料については、肉類はホルモン剤や抗生物質を使っていないものを使い、収穫から工場へ搬入されるまでの期間が厳しく定められているなど、生産者による品質管理が徹底されています。
また、栄養も基準を充分に満たしているため、子猫から老猫まですべてのライフスタイルの猫に与える事ができる商品が多いのも大きな特徴です。
3.まとめ
カナダ産キャットフードの安全性と品質の特徴についてご紹介しました。
厳しいルールやガイドラインがなくても高品質なキャットフードを生産できるというのは、やはり国民全体のペットに対する意識が非常に高いからと考えられますね。
日本に輸入されているカナダ産のキャットフードは、値段がやや高い「プレミアムキャットフード」として取り扱われていますが、猫の健康をよく考えた高品質のものであればお金をかける価値が充分にあるのではないかと思います。
カナダ産キャットフードは、パッケージに認証マークなどはついていませんが、品質はご紹介したとおり充分安心できるものなので、経済的に余裕があれば切り替えてみるのも良いかも知れませんね。