メスの猫ちゃんに最適なキャットフード
人間の男女で生活スタイルや性質が違うように、猫も雄と雌とでは明らかな違いがあるのをお気づきでしょうか。
よく観察してみると、なるほどと思える事がいくつも出てくるはずです。
ある意味人間と似ていて親近感さえ覚えてしまいます。
雄は雌と比べて大変自由に生きていて活発ですし甘えん坊です。
発情するとしつこく雌猫を追いかけますし、家猫として長く飼っているのに外へ出たがり、目を離すと素早く脱出して数日後にひょっこり帰ってくることもあります。
最も注意しなければならないのは尿路結石です。
雄猫の尿路は雌よりも長く細いので、おしっこが排出されるのにうんと時間がかかるだけではなく、キャットフードも良質なものを選んであげないと膀胱が詰まってしまい、重篤な病気にかかりやすくなり命が危うくなる危険もあります。
雌はその点しぶとく生き延びます。
多少の事では病気にならないし精神的に自立しているのか、雄ほどべたべたしてきません。
発情も雄ほど激しくはないものの太りやすいのは、母親として子孫を残していかなければならない宿命を負っている事も影響しているのかもしれません。
“うちの亭主みたい”“まるっきり女房じゃないか”、そのようなつぶやきが聞こえてきそうです。
女の子らしくおとなしくて静かです。
注意してあげたいのは避妊後および妊娠・出産・授乳の3ステージでのキャットフード選びです。
動きが激しくない分だけ低カロリー低脂肪のキャットフードを日常用にしても妊娠・出産・授乳中は子供の分まで栄養を摂られるので高カロリー・高栄養価のキャットフードを与えてあげましょう。
万が一肥満になってしまった場合は早めに獣医に見てもらってダイエット用のキャットフードに切り替える事も検討してみてください。
雄の場合はpHコントロール用キャットフードがありますので、獣医と相談の上あげてください。
いずれもやすくはないのですが、愛猫になるべく長生きしてもらうためですから積極的に対応していけたたらよいですね。