キャットフードは冷凍しても良い?
開封したキャットフードの保存方法、悩む事が多いですね。
「密封して保存する」というのが一般的な保存方法として知られていますが、冷蔵庫、冷凍庫での保存方法に関しては正しい方法があまり知られていないのが実態です。
正しい方法で保存して、キャットフードの酸化・劣化を防ぎましょう。
今回は、キャットフードを冷凍しても良いか?と、キャットフードを冷凍保存する方法、キャットフードを冷凍するときの疑問点についてご紹介したいと思います。
1.キャットフードを冷凍しても良いか?
結論から言うと、キャットフードは冷凍保存しても問題ありません。
「冷凍保存」と聞くと、ウェットフードを思い浮かべる方も多いと思いますが、ドライフードも冷凍保存することで酸化を防ぐことが出来るのですよ。
冷凍保存したドライフードは、解凍後概ね1週間から2週間与える事が出来ます。
ウェットフードの場合は、冷蔵庫保存と同様に解凍後1日以内に与えるようにしてあげてくださいね。
2.キャットフードを冷凍保存する方法
キャットフードを冷凍保存する方法は、ウェットフード、ドライフードでそれぞれ異なります。
ひとつずつ見ていきましょう。
2-1.ウェットフードの場合
ウェットフードは、通常缶詰やパウチで1食分ずつ密封されているので、食欲がある猫であれば冷凍保存を考えずに都度食べきる事が出来ますが、食の細い猫の場合は半量程度しか食べない事もありますね。
そんなときは、缶またはパウチに残ったウェットフードをタッパーに入れて冷凍します。
袋に移し替えると出し入れに手間がかかるので、小さめのタッパーを用意するのが良いでしょう。
2-2.ドライフードの場合
ドライフードは、ほとんどの場合大袋に入っているので、冷凍保存する場合は開封したらすぐに小分けにする必要があります。
冷凍保存したドライフードは、解凍後の賞味期限が概ね1週間から2週間程度なので、1週間で与える量を量って袋に入れて保存するのが良いですね。
小さな袋がある場合は、1食分を計量して保存しても良いかと思います。
このとき、袋の中はなるべく空気を抜いて、ドライフードが酸素に触れない状態で冷凍するようにしましょう。
家庭用の真空ポンプなどを使うと、しっかりと空気を抜くことが出来ますよ。
また、小分けにしたとき、袋の中に脱酸素剤や乾燥剤を入れる事で、更に酸化を防ぐ効果が期待できます。
3.キャットフードを冷凍保存するときの疑問点
3-1.冷凍保存する事で結露してカビが生えたりしないのか?
冷蔵庫と異なり、冷凍庫の中は非常に湿度が低いため、室温程度のキャットフードであれば結露する心配はありません。
3-2.食べ残したキャットフードを冷凍保存しても良いのか?
食べ残したキャットフードは、猫の唾液や体毛などが混入しており不衛生なので、保存せずに廃棄するようにしてください。
また、ウェットフードを保存する時には、清潔なスプーン・タッパーを使うようにして下さいね。
4.まとめ
キャットフードの冷凍保存について、方法と疑問点をご紹介しました。
通常、キャットフードは「常温で保存する」ということを前提に製造されていますので、冷凍保存をそこまで気にしなくても良いかも知れませんが、1食の量が少なく、大袋や缶を食べきるのに時間がかかる…なんていう場合は冷凍保存で酸化を防いであげるのが良いかも知れませんね。
今回ご紹介した内容で、キャットフードを上手に保存して新鮮な食事を与えられるようにしてみてください。