肥満気味の猫のためのキャットフード
かつて野生だった頃の猫は毎日野山を歩き回りながら、小動物や昆虫から必要な栄養補給をしていました。
胃腸を整えてくれる食物繊維は、草食動物の内臓から摂取できるので、わざわざ野菜を食べる必要が無かったのです。
生活の中で運動と栄養補給ができていたわけです。
しかし家猫として一生を過ごすようになると、ほとんど運動をする事もなくキャットフードはいつでも手が届くところにある生活に変わり、かつてのようなほっそりとしていてバランスのよい体型を維持していくのが難しくなってきました。
確かに寿命は延びたかもしれませんが、人間同様加齢と共に多種多様な病気を抱えこむ事になります。
猫は精神的ストレスを感じない動物だと言う獣医もいますが、粗悪なキャットフードを食べ続けた事により肉体が直接受ける負担は大変なものとなっていきます。
ものを言わぬ猫の健康を守ってあげられるのは、身近にいる飼い主だけなのだと自覚しつつ良質なキャットフードと適度な運動をさせてあげてください。
時々太っている方がかわいいと主張する飼い主を見かけますが人間のエゴであって猫の幸せには、ちっともつながっていきません。
猫にとっての幸運な食習慣とは年代に応じたカロリーと栄養を十分に補給できる生活です。
鳥や魚・卵と言った動物性タンパク質を主成分としていて、野菜や果物から炭水化物を補給できる総合栄養食としてのキャットフードを、1日に2~3回小分けで食べる事ができる事に加えて、運動を適度にできる生活が理想と言えます。
不運にも明らかに肥満とわかる体型に育ってしまった場合は、獣医と密に相談しながらダイエット用キャットフードを必要に応じて食べさせ、運動をもさせるようにします。
猫用のリードも市販されているので1日1~2回は一緒に散歩できるといいですね。
猫は自由に外を歩きまわる動物でもあるはずなのですが、状況によっては野良猫に襲われる危険もありますし、街の姿勢というのもあるでしょうから状況に合わせた運動の仕方を考えてみてはいかがでしょうか。