猫に合わないキャットフードの見極め方
かつてテレビメディアは今の時代を飽食の時代と呼んで、全くの手つかずのコンビニ弁当やファーストフードなどが無造作に破棄されている事を報道した事で、大きな社会問題となった事があります。
こうした問題の責任は消費者である私たちにもあるのですが、深刻なのは破棄された先にあるものです。
ほとんどは家畜の餌となるらしいですが、一部は犬やネコのペットフードにも利用されています。
これらの主成分はお米や小麦などの穀類です。
そうした栄養素はネコには毒にこそなっても益にはなりません。
ネコは犬同様に肉食動物であり、野生時代は新鮮な小動物の肉だけを食べていました。
雑食となったのは人間に飼われるようになってからですから、体のつくりも大昔の習性のままであって穀類を食べて生きるようにはできていません。
しかし激安のキャットフードの多くは、穀類を主流とした成分構成となっています。
肉類や魚類も配合されていますが、病気や事故で死んだ動物の死骸丸ごとが粉砕・加工されて配合されています。
さらに人間が廃棄した古いサラダ油が使用されている場合もあります。
悪臭をごまかすために大量の添加物も配合されています。
詳細にリサーチしていくと、身の毛もよだつような事実が発覚する事になります。
激安価格のキャットフードはこのご時世ですから、人間にはありがたいのですがネコの命を縮める事になります。
人間にとって毒となる添加物は動物にも毒である事は当然理解できるはずです。
キャットフードを含むペットフードは人間が食べてはいけないと言われるのですが、そもそも人間が口にできないものを大事な家族であるネコにはどんどん食べさせてよい道理がありません。
ネコに穀類や粗悪な肉・魚を与える事は避けるべきです。
キャットフードの成分表を確認してみて万が一これらの成分が表記されていた場合はかなり粗悪な製品であると考えてもいいでしょう。
しかし動物の安全基準は世界と比較しても最低レベルであると言わざるをえません。
いつの日かペットの食が安全と言えるレベルまで厳格に規制される時代が来ると信じたいものです。