子猫におすすめなキャットフードって?
ネコは多頭出産であり1年で大人になるほど成長が早い動物として知られていますが、弱肉強食・野生時代の生態がそのまま生きているゆえの現象です。
子猫は活発に動き回りながらもしっかり親ネコの母乳にすがりつきますが、その中で最低1匹はお乳にたどり着けないやせっぽちが混じっています。
しかし誰も譲ろうとはしないし親からも無視されています。
ここで生き延びる厳しさがはっきり表れています。
自力で母ネコの母乳にたどり着けない・生存競争に敗北した子猫は自然淘汰されていきます。
過酷な自然環境で生き延びるための厳しい掟があるのです。
こうした事からも明らかなように、母ネコを失った子猫は自力では生きていけません。
飼い猫に見られる特有の現象ですが、複数のネコで飼われているケースですと、母ネコを失っても別の雌ネコが変わりに育てる事もあります。
犬猿の仲と言われている犬に育てられた子猫の話や、逆にネコが小鳥の雛を大事に育てるといった話が話題に上る事もあるのは、子孫を残していくためのネコなりの選択と言えます。
不運にも母ネコの手で育てられない環境に置かれているなら、生まれて間もない時期はペット用ほ乳瓶で飲ませて育てましょう。
この時に使用するミルクを人間の感覚で牛乳を利用する飼い主さんをよく見かけますが、あまりおすすめはできません。
やはりネコには猫用キャットフードとして猫用ミルクを与える方がおなかを壊さずにすみます。
6ヶ月を過ぎた頃から固形タイプのキャットフードへ移行していきます。
もちろん幼猫用キャットフードです。
店頭には各種ライフステージに沿ったキャットフードが陳列されています。
それぞれの年代で補給すべき栄養成分もカロリーも違うからです。
体が小さい分だけ量的には少くないものの成長と運動量に適したキャットフードを考えた場合、カロリーは最大である必要があります。
内蔵機能も十分に育っていないので消化吸収のよいキャットフードがオススメです。
穀類配合のものは御法度です。
子猫用キャットフードはビタミンや魚介類タンパク質が豊富であり、野菜炭水化物と魚介類から絞った新鮮なオイルが使用されています。