猫の年齢に合わせてキャットフードを変えてみよう
店頭に並んでいるキャットフードを一見すればお気づきでしょうが、年代別もしくは猫の種類別に陳列されている事がわかります。
そこではたと“うちの子は何歳?”と考える飼い主も多い事でしょう。
猫は生後まもなくならミルクでいいとしても、数ヶ月過ぎたら一般的なキャットフードに1回切り替えれば十分と理解していたなら、明らかに勉強不足です。
人間の赤ちゃんも乳児食・低脂肪薄味食と移行していきますよね。
猫も同じです。
生後半年くらいまではあの体格ですから当然胃腸もミニサイズですし発達途上にあります。
人間の数倍加齢しますしたった1年足らずで成ネコ化するのですから、相当のエネルギー消費をしているはずです。
さらに寝ている時以外は常に走ったり飛んだりと大忙しの毎日を過ごしていますので、運動量も最大です。
標準的な大きさに成長するためには相当量のカロリーと栄養補給が必要になりますので、高カロリー・高栄養のキャットフードを与えてあげましょう。
1年過ぎた猫は人間で言えば15才に相当しますので、まさに思春期まっただなかです。
遊びを通して猫なりの知恵を身につけた次のステップとして、子孫を残すという重要な任務が待っていますが避妊・去勢手術をすでに受けているならともかく、手術をしないとの選択をしたなら妊娠中・出産・授乳中と高カロリー・高栄養キャットフードが必要となります。
そうでない場合は成長どまりをしていて運動量も抑えられているので、少しだけカロリー抑えめ・高栄養のキャットフードに移行していきます。
この時注意する事は低脂肪であるものを選ぶ事です。
多くの猫が飼い主の無知が災いして肥満になってしまっています。
ころころしている方がかわいいからという、身勝手な飼い主の思いに翻弄されて太らされた猫は、ほんとに気の毒です。
糖尿病・腎臓病・他成人病を発症している可能性があるからです。
成ネコ期を無事乗り切ってシニア期に突入すると、さらに食事量もカロリーも減ってきますが骨折しやすいので高栄養だけは維持しておく必要があります。
これらライフステージによるキャットフードの違いを同じもので消費するという場合は深い知識が必要になります。
むしろキャットフードそのものを替えた方が簡単です。